■ネット申込保険の先駆者だけのことはある

ライフネット生命は大部分の保険契約をインターネットより獲得している。そのため、人員的な営業や販促活動、申込処理などを絞ることで保険料の低価格化を実現してる企業だ。

●シンプルではあるが十分な情報提供がされている

保険会社のサイトは「保険」という商品の特性上、企業側のリスクを最小限にするため情報が複雑で多岐にわたり「探しにくい」 「見にくい」 「わかりにくい」サイトになってしまっている。しかしライフネット生命のサイトはユーザフレンドリーに設計されたサービス紹介サイトであり、ユーザが本来欲しいと思われ情報をわかりやすく提供している。

■サイトの優れているポイントは

実は、このサイトになって数年立つが、いまだに古臭さを感じない点がすごい。 開発当初にペルソナとカスタマージャーニーの設計をしっかり行って、サイトを立ち上げた結果だろう。

●ターゲット毎のわかりやすく誘導している

保険の契約(レジストレーション)を目的にしているため、訪問者の思いを推測して複数の入口を用意している点が素晴らしい。また既契約者の入口も大きく出して不安感をなくし安心感を植え付けている。この細かい行為によって契約継続(アクイジション)施策を実現している。

●保険商品はシミュレーション通過が契約への入口になる

訪問者の求めているサービスと状況により金額がかわる複雑は商品は共通してシミュレーションを通過させることがコンバージョンのゴールデンパスとなる。ライフネット生命はこの鉄則を守っている。またシミュレーション結果がそのまま契約に引き継がれるデータ連携もされていて、この点も良くて来ている。意外と思うかもしれないがシミュレーションと契約システムでデータ連携がされていない保険サイトも存在する。

●企業案内は前面に立たせず、ただししっかりとポイントを見せている。

保険会社はBtoCであるにも関わらず、お堅いコーポレートサイトになってしまっている傾向がある。しかりライフネット生命はサービスサイトとして見せている。しかし企業案内も情報が少ないわけではなく、訪問者が不安や疑問に感じる点をこたえる形で構成され、わかりやすく提供している。

■実際のサイトはこちら