■サイトデザインはオーソドックス。しかし営業力は素晴らしい。
今回紹介するWeb事例は製造業向けITソリューションパッケージのビジネスサイトだ。コーポレートサイトではなく、「mcframe」をブランドとした専用サイトとなっている。デザイン的にはオーソドックスで、特に際立ったブランディング訴求はないが、ターゲットとなる訪問者の認知、興味、比較、決定のすべての段階に必要な情報、コンテンツがコンパクトにまとめれらている。
●MAを活用していると思われる。
本サイトはリード獲得の仕組みからマーケティングオートメーションが導入されている様に推測する。そのため全体のシナリオがしっかりしている。また各ページの情報の見せて方、例えば説明の順番、わかりやすい図版の配置などがバランスが取れていて、細部にわたって手抜きが無い。（いやほんとに見事）
■サイトの優れているポイントは
全体構成はシンプルに見えるが、中を見ていくとナーチャリング（育成）を意識したコンテンツと、その各コンテンツページが丁寧に作られていて非常にわかりやすい。
●TOPから見える下位構造はシンプルで迷わない
一般的にTOPページは、何のサイトか瞬時に理解でき、しかも下位のページへわかりやすく、しかもスピーディーに誘導するのが使命となる。本サイトはペルソナをしっかりと設計しているようで、このあたりの各誘導は無駄がない。
●BtoBの教科書のような全体構成
BtoBは育成として、ソリューション紹介はもちろんのこと、特に「事例」「サービス（付随）」「業務に役立つ情報（ライブラリ等）」「最新情報（コラム）」が鉄則だが、これらが過不足なくそろっている。
●各ページの情報がわかりやすい。読みやすい。
デザイン的には奇をてらっていない。決して奇をてらうのが悪いという話ではないが、ユーザビリティを優先して見やすい構成となっている。テキストと共に随所に置かれている図版でわかりやすく情報をサポートしている。どのページも手抜きが無い。
●リード獲得の仕組み、資料ダウンロードも充実
MA導入ではリード獲得として定番だが、ホワイトペーパーやE-Bookなどのダウンロードを用意することで個人情報を獲得する。この仕組みも準備されている。
