■解析の課題発見法には様々な方法があるが基礎は大切。
アクセス解析は奥深い。極めるためには、UI&UXなどのweb設計知識、ターゲット行動/心理の理解、トレンドの把握、そしてそもそも解析ツールの操作ノウハウなど様々なスキルが必要である。
しかし読者が初心者であるなら、あまりテクニカルに走り過ぎず、まずは基礎を抑えることが重要である。
●解析の基礎
基礎という意味でよくまとまったコラムがありここで紹介をするが。 コラムの前に、初心者として抑えるべき4つのポイントを、先に理解してほしい。以下の内容を把握した上でコラムを読むとより理解が進むと思う。
●解析の順番
・森から木、木から枝に
初心者は解析をどこから始めたらよいか迷うと思う。そんな時は「森から木、木から枝に」の通り、サイト全体からディレクトリ、そして各ページへと順番に気になる点を確認していくとよい。全体から課題となる数値が発見できる。
・入口~出口へ
これは、キーワードからランディングページ、ページ遷移を経てCVページを確認するということだ。CVの課題が見つかりやすい。
・様々なセグメントで数値を比較する
「すべてのユーザ」はもちろんのこと、「CVに至ったユーザ」「CVに至らなかったユーザ」などのセグメントで数値を比較するとCVが上げる要因、上がらない要因が見やすくなる。
・セッション数、CV影響の大きいエリアに注目する
セッション数が少ないページを改善しても成果は上がらない。当たり前のことであるが、改善効果が高いエリアから順番に課題を潰していく。
これらを理解した上で、少し古いコラムではあるが「 アクセス解析を使ってサイトの課題を発見する12のステップ 」は初心者におすすめである。
■ 「アクセス解析を使ってサイトの課題を発見する12のステップ」でわかること。
●目次「アクセス解析を使ってサイトの課題を発見する12のステップ」
- 2つの事前準備
- A.サイト全体をじっくり見る
- B.URLとタイトルの対応表を入手
- サイトの課題を発見する12のステップ
- STEP1:主要なトレンドを把握する
- STEP2:サイトの流入をチェック
- STEP3:検索エンジン同士の比較
- STEP4:検索ワードの分析
- STEP5:参照サイトの分析
- STEP6:参照元のリンクを見てみる
- STEP7:入り口ページの直帰率
- STEP8:入り口ページの流入元調査
- STEP9:主要道線の確認
- STEP10:コンバージョン直前の数ページ
- STEP11:コンバージョンのチェック
- STEP12:コンバージョンに貢献したページ
- 注意点