消費を牽引する「コスパ主義者」と「ニューノーマル適応者」 の攻略がカギ | 新型コロナウィルス禍の消費者分析レポート 株式会社BBDO JAPAN

2021年3月30日、株式会社BBDO JAPAN(本社:東京都中央区、取締役社長 伊藤 治彦)は、新型コロナウィルス禍の消費者分析レポートを発表しました。当レポートは、新型コロナウィルスにより変化した国内における消費者マインドを理解し企業活動への示唆を与えることを目的としています。コロナ禍で顕在化した4つの消費者グループの特徴および各グループに対し取り組むべきマーケティングコミュニケーションについてまとめています。

レポートの作成にあたり、2021年2月8日・9日に、全国の20代~ 50代の男女合計 400名(各年代の男性 50名、女性 50名)を対象に調査を実施。(調査パネル:クロス・マーケティング オンライン)また2008年に起きたリーマンショック(世界的経済危機)の直後に BBDO Worldwideがおこなった消費者分析のフレームワークを活用しコロナ禍における消費者を分析しました。
タイトル | ブランドが対応すべきwithコロナ時代の4つの消費者グループ

株式会社 BBDO JAPAN(本社:東京都中央区、取締役社長 伊藤 治彦)は、新型コロナウィルスによって変化した国内における消費マインドを理解するために BBDO Worldwideの独自メソッドを用いて消費者分析を行い、その結果をまとめました。

<コロナ禍で変わる消費マインド>

グループA:デジタル移民 構成比 21%)

  • デモグラフィックの特徴:40-50代層および正規雇用者の割合が相対的に高い。
  • 新型コロナウィルスの影響を特に受けておらず、以前と同じように消費活動を楽しんでいる。
  • 唯一の変化は、在宅時間の増加に伴い、インターネットの便利さに気づいたこと 。

グループB:世の中倦怠者 構成比 15%)

  • デモグラフィックの特徴:50代層と学生、 および非正規雇用者の割合が相対的に高い。
  • 新型コロナウィルスの影響は特に受けていないが、暗いニュースばかりの社会に辟易している。
  • また他のグループと比較し消費意欲が低い。

グループC:コスパ主義者 構成比 31%)

  • デモグラフィックの特徴:20代層と非正規雇用者の割合が相対的に高い。また未婚率も高い。
  • 新型コロナウィルスによって経済的影響を受けているものの、消費意欲は高い。
  • 節約への意識が高く、 コストパフォーマンスの良い商品に目を向けている 。

グループD:ニューノーマル適応者 構成比 33%)

  • デモグラフィックの特徴:20-30代層と非正規雇用者の割合が相対的に高い 。
  • 新型コロナウィルスによって物事の優先順位が大きく変わった消費者グループ。消費意欲 が最も高い。
  • ただし消費に対しては検討を重ねる傾向があり、計画的にお金を費やす。

<それぞれの消費者グループに対し取り組むべきマーケティングコミュニケーション>
対グループ A:デジタル移民

  • インターネット利用頻度の増加に合わせ、オンラインでのコミュニケーションを強化する。

対グループ B:世の中倦怠者

  • 積極的に情報収集を行わない消費者層のため、まずは認知を獲得することに集中する。

対グループ C:コスパ主義者

  • 製品またはサービス のコストパフォーマンスや 機能的便益をアピールする 。

対グループ D:ニューノーマル適応者

  • ライフスタイルや人生プランの変化に合わせ、規模の大きな提案(金額、期間ともに)を行う 。

<調査概要>

本調査は、全国の20代~50代の男女合計 400名(各年代の男性 50名、女性 50名)に対して実施しました。(調査期間2021年2月8日・ 9日、調査パネル:クロス・マーケティング オンライン 調査パネル)

また2008年に起きたリーマンショック(世界的経済危機)の直後にBBDO Worldwideが実施した消費者分析フレームワークを活用し消費者グループを定義しました。

出典:PR TIMES https://prtimes.jp/