58%の消費者が「倫理上の理由でお気に入りブランドを乗り換えている」と回答

現代のマーケティング担当者向けに、次世代の顧客エンゲージメントソリューションを提供するチーターデジタル株式会社は本日、消費者のブランド ロイヤルティやデータプライバシーに関するグローバル意識調査『デジタル消費者トレンド調査レポート2021』(https://www.cheetahdigital.com/jp/blog/jp-digital-consumer-trends-index-2021)を発表しました。本調査によって、58%にのぼる消費者が「倫理上の理由(環境、企業、政治的価値)」から、ロイヤルティを抱くお気に入りブランドを乗り換えていることが明らかになりました。日本を含む6か国5,065名を対象とした今回の調査では、「消費者がブランドに期待すること」「好んで利用するチャネル」「パーソナライズされた体験のお返しとして進んで開示するデータ」など、デジタル化の拡大によって顕著な変化を見せる消費者のパーセプションをより深く分析するために必要とされる詳細なインサイトを提供しています。

日本語版レポートのダウンロード(計91ページ)
https://www.cheetahdigital.com/jp/blog/jp-digital-consumer-trends-index-2021

デジタル消費者トレンド調査レポート2021が明らかにした事実は、以下のとおりです。

●エシカルなブランドへの期待の高まり – 消費者はお気に入りのブランドを選ぶ際、ブランドによるサステナビリティ(社会の持続可能性)への取り組み、消費者に対してこれまで以上に有益な情報(コンテンツ)を提供しているかなど、ブランドのエシカルな行動を考慮する傾向が高まっています。本グローバル調査結果において、「58%の消費者が倫理上の理由(環境、企業、政治的価値)からお気に入りブランドを乗り換えている」と回答しています。

●自身のスタイルとの相性を重視する日本の消費者 – 日本の消費者は自身のスタイルにあったブランドからの購入を好む傾向が強い反面、他国との相違点として、商品やサービスの価格の安さがブランドへのロイヤルティを感じる要因になり難いという結果も明らかになりました。買い物をする時の気持ちとして「私のスタイルにあった商品でなくてはならない」と回答をした消費者は、46%にのぼりました。

●データプライバシーへの責任ある取り組みが顧客ロイヤルティを高める – 現代の消費者は、プライバシー関連の法規制やデータ収集を行うブランドが有する責任への最新情報に対して関心を高めています。そのため、27%のグローバル消費者が「データを責任をもって取り扱うブランドにロイヤルティを抱く」と回答しました。さらに、64%が「信頼できるブランドにもっとたくさんのお金を払う用意がある」と回答しました。

チーターデジタルの副社長 兼 CMOの加藤 希尊は、次のように述べています。
「世界各国でエシカル消費への意識が高まる中、今回の調査でも『消費者はブランドを選択する際、企業のサステナビリティへのアプローチや、スタンスを考慮する』など、より慎重な姿勢を見せていることが顕著となっています。また、日本の消費者の回答データからは『安全に購入できると思う』ブランドにロイヤルティを抱く傾向が強いことも判明しました。これらの変化する消費者意識を考慮すると、日本でも値引きや価格重視ではなく、消費者との関係性を倫理的に正しい方法で深めようとするブランドが、今後ますます支持されるのではないでしょうか」

出典:PR TIMES https://prtimes.jp/