~自店舗・自ブランドだけではわからない競合を含めた施策の相対評価を実現~

クロスロケーションズ株式会社は、クラウドサービスとして提供中の位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform™(ロケーションエーアイプラットフォーム、LAP)」と連動した位置情報告配信「XL Advertising」において、効果検証である来訪計測に「競合比較」機能を実装致しました。

近年、プラットフォーマーによる3rd Party Cookieの規制や乱立したウェブ広告(デモグラフィックターゲティング)により、広告主やプランナーはユーザーへのアプローチに閉塞感を覚えることさえあります。その中で位置情報を用いたサイコグラフィックターゲティングは、コミュニケーションプランに新たな切り口を与え、効果検証として来訪計測という手段を提供しています。

 「競合比較」機能は、位置情報広告配信において、これまでの自店舗・自ブランドへの来訪計測(来訪数や広告配信によるリフト効果など)だけではなく、競合への来訪数やカニバリゼーションの変化を相対的に捉えて効果検証を行うものです。

図1 来訪計測/競合比較レポートイメージ

◼︎ これまでの来訪計測における課題
位置情報広告を定常的に実施している広告主であれば過去の実績との比較も可能ですが、はじめて取り組む企業も少なくない中で、自店舗だけでは効果の有無を客観的に判断することは難しくなります。また、仮に定常的に実施している企業も競合の状況までは把握できていないため、効果の客観性が十分ではありません。

◼︎ XL Advertisingの来訪計測(競合比較含む)の特徴

  • 競合店舗との比較で相対的な効果検証を実現

自店舗の来訪計測だけでは、周辺の人流や商圏でのトレンドが把握できないため、偶然来訪が増加したのか、施策によるものなのか判断することは困難です。仮に自店舗の来訪効果が低いと感じていても競合店でそれ以上の著しい減少傾向があった場合、減少を最小限に留めることができたという可能性も考えられます。

  • 競合店舗訪問(共訪問、買い回り)判定

自店舗を来訪しているユーザーが競合店舗をどれだけ来訪しているか、施策によってその共訪問がどれだけ改善(自店舗へのロイヤリティ向上等)されたのかを把握することで、来訪数だけではわからない効果を可視化します。

  • 統計的なアプローチでノイズを最小化(※特許申請中)

GPSを使用して店舗のみで来訪計測をした場合、電波状況等に応じてノイズが生じる可能性があるため、XL Advertisingでは周辺の人流も併せて計測し、店舗への来訪率(密集率)を広告接触者と広告非接触者それぞれに算出。この統計的なアプローチによりノイズの最小化を図り、リフト率を計算しています。

図2 広告接触者、非接触者だけでなく周辺の状況も判定
◼︎ 媒体概要
正式名称:「XL Advertising」
最低出稿単価:1キャンペーン30万円から
媒体資料:https://www.x-locations.com/download/lap_ad_document/