約1,700社のWebマーケティングを支援中の株式会社Faber Companyは8月5日(木)、SEOプラットフォーム「MIERUCA(ミエルカ)」に新機能「サジェスト自動グルーピング」を追加したことを発表します。

  • 新機能「サジェスト自動グルーピング」の特徴

オウンドメディアやコンテンツマーケティングを推進するにあたり、最も重要なタスクの1つにユーザーの知りたいことを検索キーワード(サジェストキーワード※1)ベースで整理した「キーワードマップ」の作成があります。
しかし、多くの企業さまから「キーワード整理や分析に時間がかかる」「検索意図の整理内容が人によってバラバラ」など、運営上の課題をご相談いただいてまいりました。

こうした声を受け、当社が蓄積してきたデータを活用し、キーワード分析の効率化やコンテンツ戦略立案などに活用可能な新機能「サジェスト自動グルーピング」を追加いたしました。本機能の特徴は以下の3点です。

※1 サジェストキーワードとは
検索窓にキーワードを入れたときに表示される「候補キーワード」のことで、正式名称は「オートコンプリート」。基本的には、ユーザーの”検索頻度“や”起点キーワードとの関連度合い”に応じて表示されていると言われています。

  • ➀AIがサジェストキーワードを検索意図ごとに自動分類。数十時間~数日かかる業務を効率化

起点となるキーワードを入力すると、そのサジェストキーワード群を検索意図ごとにAIが自動で分類します。いままで手作業で作成していた「キーワードマップ」を自動で制作することが可能です。

キーワードマップ作成は、キーワードを抽出し検索意図を読み解きながら整理していくので、数十時間~数日間かかってしまいます。また、検索意図の読み解きには専門知識とスキルが必要であるため、精度高く実施できる人材も限られています。しかし、本機能を使えば、誰でも30分程度で一定の精度のキーワードマップを作成することができます。

  • ➁自社・競合順位状況、月間検索数などの分析も同機能内で実施可能

自サイトや競合サイトのURLを入力すると、現状の検索順位や想定流入数(予測値)が分析できます。自サイトと競合サイトの差分を明らかになるので、どのコンテンツを作成していくかなどの計画立案が容易になります。

また、キーワードの広告価値も同時に算出しますので、コンバージョンにより近いキーワードを把握しやすく、優先順位づけを簡単にできるようになります。

  • ③本機能の利用回数制限なし、何度でも分析可能

マーケティング分析系ツールには、利用回数制限のついているものが多く、一定回数以上の利用は追加料金が発生するのが一般的です。本機能は利用回数制限を撤廃し※2、何度でも分析できるように設計しました。これからメディアを立ち上げる、継続的に新規コンテンツをアップする必要がある担当者さまに重宝いただけるものだと確信しております。

※2 ある一定回数以上のご利用は抽出スピードが調整されます。ご契約プランによって条件が異なります。

  • 開発の背景・機能の意義 ―一定水準以上のキーワードマップ作成の自動化が可能に―

(Faber Companyエグゼクティブマーケティングディレクター/ミエルカプロダクトオーナー 月岡克博)

検索キーワードから検索意図を読み解き、キーワードマップとして整理していく作業は、オウンドメディア運営においてなくてはならないタスクの1つです。
しかし、検索意図を読み解く作業はその領域における専門知識とスキルが必要で、限られたご担当者さまに業務が集中してしまいます。そこで、一定精度の検索意図の分類を自動で実施することができれば、メディア運営がより効率化され、成果にもつながっていくと考えました。

当社が蓄積してきたビックデータを活用し、誰でも一定程度のキーワードマップが作れるようになれば、よりコンテンツの品質向上に時間がかけられるようになります。ひいては、質の高いコンテンツを多く生み出すことにつながっていくはずです。無駄なコンテンツを作る必要もなくなると思いますので、ぜひご活用ください。

  • ミエルカとは

https://mieru-ca.com/
Faber Companyが10年以上にわたる検索エンジンマーケティングの知見をもとに、人工知能(AI)を活用して開発したSEOプラットフォーム。
① コンテンツ企画・制作・評価・改善に加え、競合サイトを含むSEOパフォーマンス計測ができるツール、②セミナーや動画など自律的に学べる学習コンテンツ、③個別コンサルティングの三位一体で、インハウス(導入企業内)でのSEO・コンテンツ施策を支援する。

2015年3月リリースし、現在の導入企業は1,700社を突破。(2021年5月現在)。開発メンバーには、ウェブアナリストで当社CAO(Chief Analytics Officer)・小川卓に加え、国立大学豊橋技術科学大学情報・知能工学系の吉田光男助教、明治大学理工学部情報科学科・髙木友博教授ら、人工知能の権威が加わる。ソフトウェア特許申請中。

  • 株式会社Faber Company(ファベルカンパニー)とは 

https://www.fabercompany.co.jp/
「日本の職人技と先端テクノロジーの融合」をコンセプトに、企業のWebマーケティングを支援。2005年の創業以来、クライアント企業のSEO施策、コンテンツ制作などの事業を展開。2013年からSEOプラットフォーム「ミエルカ」の自社開発を開始し、2015年リリース。国立大学法人豊橋技術科学大学との共同研究を皮切りに、明治大学などとも産学連携でWebマーケティング分野への人工知能の応用研究に力を注いでいる。
会社名  : 株式会社Faber Company
所在地  : 〒105-6923 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー23F(受付)
代表取締役: 稲次正樹、古澤暢央
資本金  : 1億円
設立   : 2005年10月24日
事業内容 : MIERUCA(ミエルカ)事業、コンサルティング事業、メディア事業、ミエルカコネクト(DX人材紹介)事業、DEKIRUCA(オーダーメイドDX研修事業)事業