■何を選択したら良いか迷うSEO分析ツール

SEOもWeb担当者の間で、かなり市民権を獲得してきた。現代は間違いなくWebの成果がビジネス成果に直結し、ビジネスで成功するためにはWeb上で競合をなぎ倒さなければならない。そのために最初に必要なアクションがSEOと言える。

●SEO(検索エンジン最適化)は検索エンジン結果で上位ランクさせるアアクション

念のために解説しておくがSEOは検索エンジンの検索結果で、上位ランクを得るためのアクションだ。つまり検索結果で、見込みの高いターゲットユーザに対して目に入る位置に表示すること、しかも競合より上になる事が重要だ。実に単純だ。しかしこの実現にはデータドリブンで戦略立案、アクションを行う必要がある。これを軽んじていては競合に勝てない。

●SEOツールの選択は簡単ではない

Webの効果を上げるためにGoogleアナリティクスを活用するのと同じように解析ツールが必要だ。Googleコンソールで検索ワードは確認できるがこれだけでは、まったく用をなさない。

つまり、以下の把握が必要になる。

  • 現状の検索キーワード、ランクを把握する
  • 現状のキーワードをより上位ランクに上げるための方法、情報を得る
  • ターゲット獲得に必要な新しいキーワードを発掘する

そのために以下の以下の機能が必要になる。

  • 現進入キーワードとランクの確認
  • 競合サイトのキーワードとランクに把握
  • 第二ワード、第三ワードを含めた可能性のあるキーワードの発見
  • SEOのテクニカル分析、コンテンツ分析等

実は、いま世に出ているSEO解析ツールは、これらすべての要件を満たしていると言ってよい。ただそれぞれに機能的な特徴があり、また目的により強化されている機能がそれぞれにある。使ってみないとわからない。

つまり選択は容易でない(苦笑)。また、目的やリテラシを理解せずに簡単のお勧めも出来ないため「無料利用期間」を活用し、「これなら使いこなせる」というツールを自分で選択するしかない。

ただあくまでも私の主観だが、基本機能だけなら無料で使え、しかも扱いやすいツールを見つけた。それが「Ubersuggest」だ。

■「Ubersuggest」の出来ること

「Ubersuggest」は海外のツールだ。ただ多国語に対応し日本語も選択できる。嬉しいことに多くの基本機能が無料で使える。ただより「深い分析をしたい」「CSVでデータをダウンロードしたい」などについては有料版を使うしかない。また一日で使える操作数も決まっているようだ。(24時間でリセット)しかし有料と言ってもかなりリーズナブルな価格設定だ(私も価値観では)。

※残念なことに教育系のコンテンツ(SEO戦略等)は英語のみのようで日本語では受講できない。(現時点で)この日本語化は望まれる。

「Ubersuggest」はSEOに必要な機能は一通り用意されている。

●キーワードの分析

強化をしたいキーワードの分析が可能。検索ボリューム、SEO難易度、有料難易度、クリック単価などが確認できる。

●キーワード候補

上記のキーワードを元に関連キーワード、第二ワードや第三ワードを組み合わせたパターンを候補として抽出してくれる。しかも検索ボリューム、SEO難易度、有料難易度、クリック単価なども合わせて確認可能。さらにこれら数値にフィルターをかけてキーワードを絞り込むことも出来る。

●競合分析

調査ドメイン(競合先)が流入を獲得しているキーワードの数、獲得している流入数、ドメインの総合力(サイトパワー)もわかる。しかも対象ドメインの被リンクの数などを調べる事が出来る。相手を知れば戦い方も見えてくるという理屈だ。

●サイト監査

リニューアルなどにはぜひ活用してもらいたい機能だ。「重大な問題」「警告」「推奨」の3つの段階で改善すべき内部施策状況を警告してくれる。リニューアル前はもちろん、リニューアル時の納品確認でき確認すべきだと思う。

使える機能は、これだけではない。コンテンツアイデアに役立つ有望な既存コンテンツの発見と分析。被リンクに推奨される先の発見も可能だ。詳しくは以下で確認してもらいたい。

最近では一押しのSEOツールと言える。

■「Ubersuggest」の詳細はこちら