■把握が難しかった媒体広告の売上貢献が数値で把握、効果的な広告の予算編成シミュレーションも可能。
これまで、TVコマーシャル、新聞広告等のいわゆる「媒体広告」は、その効果は不明確だった。そのため広告代理店などからのアンケートデータ、統計データから大雑把に理解し、これを信じて「媒体広告」を続けるしかなかった。
ご存知の通りWebやメール広告はインプレッション、クリック等の数値で把握はできるが、四媒体の広告ように人の脳内に認知され、それがどの程度の行動に結び付くかは測りようが無かった。
●「Magellan（マゼラン）」というツールを活用すると「見える化」が可能になる
最近発見（笑）した「Magellan（マゼラン）」というテレビCM効果の可視化ツールでは数値レベルで効果が分かるという事だ。これは驚きの売り文句だ。
■「Magellan（マゼラン）」が出来ること
早速サイトを確認したところ、TVCM効果だけがわかるという事ではない。WebやSNS広告等のオンラインとTVCM,交通広告、新聞広告などのオフラインを統合してトータルに効果を確認できるらしい。特徴としては以下の通りのようだ。
●「Magellan（マゼラン）」特徴
- TVコマーシャルを始めとするオフライン広告の効果を数値化する
- オフライン広告とオンライン広告を統合して分析できる
- 広告分析の専門知識がなくても使える
- 自社ですぐに分析結果を更新・確認
特徴ではイメージが分かりずらいので機能を見てみよう。
●「Magellan（マゼラン）」機能
→オフライン広告、デジタル広告の効果可視化
効果が明確化しづらいテレビCMなどの「オフライン広告」や動画広告などの「認知施策」がどのくらい効果があったのかを正確に把握することができる。
具体的に言えば、成果に対してどのくらい貢献していたかをグラフや数値で確認できる。
→相性のいい広告施策の把握
広告単体の効果ではなく、それぞれが与える間接的な効果、影響も加味して、相乗効果の高い広告の組合せがわかる。例えばある種のターゲットに対して行動を促す場合、TVCMと合わせてSNSを連携させると効果が高まるなどがわかる。
→最適な予算配分がわかる
各企業ともに担当者には根拠ある広告予算額策定が求められるが、最小予算シミュレーション、予算配分シミュレーションなどの２種類の予算シミュレーション機能もあるため予算編成から利用することもできる。
中々魅力的なツールだ。（そうでなければ紹介しない！笑）
ただ、残念なことにどうして、こうした測定を実現しているかロジックが公開されていない。それが最大の武器だから仕方がない。
私の勝手な推測だが、ユーザ行動を完全にトレースすることは神様でなければ不可能だ。例えばWEB上で公開されている商品をTVCMで流した場合、その日時のアクセスが通常と違う動きをする。またTwitter等のハッシュタグも変化をする場合がある。こうした数値を敏感に解析しているのでは、、、と正しいかどうか、だとすれば面白い！
