■ 電通とAmobee Brand Intelligenceを活用した戦略的協業を発表

2019年1月22日「 電通とAmobee Brand Intelligenceを活用した戦略的協業を発表 」この記事を見てから「Amobee」はかなり気になる存在だ。ただしこのプラットフォームを完全に理解するのはなかなか大変かもしれない。「インサイト マーケティング プラットフォーム」と言うサブタイトルは確かに言い得て妙だが、中途半端で逆に何を言っているのかわからないとも言える。(笑)

●[DMP+DSP+ANALYTICS]と言った方が分かりやすいかもしれない

「Amobee」をこれまでのサービスと比較しながら理解するために少しブレイクダウンしてみよう。マーケティングテクノロジーのカテゴリで表すと[DMP+DSP+ANALYTICS]のプラットフォームと言える。

恐らくはDMPとDSP、そして ANALYTICS の個別のソリューションを組み合わせないと実現ができなかった「コストパフォーマンスの良い見込み客の発掘ソリューション」が 「Amobee」一つで行えるようになる。

■「Amobee」が出来ること

前記にも書いたがオープンDMPとDSP、さらにANALYTICS機能が組み合わさったプラットフォームだ。

●DBが1つに集約されているところが恐らく凄い

え?それだけと思うかもしれないが、[DMP+DSP+ANALYTICS]のDBが一元的に統合しているところがすごい。これまでは分断されていたデータが統合されることで、さらに分析力が向上しユーザ(オーディエンス)の見える化の精度が高まっていると思われる。

世界的規模のオープンDMP機能では個人情報ではないが匿名化した個別ユーザ情報を保持し、ユーザ(オーディエンス)の行動だけではなく心理まで把握できる上に、その顧客の行動や状況に合わせてDSPで広告を効果的に打つことができる。そして分析機能で、その結果を確認しマーケティング活動に補正が出来る。

「Amobee」の機能

公開されているサイト上では詳細は機能まで説明していないが、ざっくり機能を拾ってみた。


引用: https://amobee.jp/

● Discover (発見)

  • 5000万人のパネルからオーディエンスの心理洞察まで把握できる
  • セカンド/サードパーティのデータ統合により、タイムリーなメッセージングで潜在的な消費者にリーチするチャンスを高める
  • 従来の地上波等のTVとの連携でリーチの機会を高める

●Plan(計画)

  • テレビ、デジタルおよびソーシャルキャンペーンを構築する
  • 個人レベルでユーザとコミュニケーションする
  • メディアポートフォリオを管理( メディア投資の効率を高める)

● Activate(有効化 )

  • TVCMを効果的に行う
  • ソーシャルキャンペーンの設定と実行を自動化する
  • プログラムパフォーマンスを大規模に推進

● Optimize (最適化)& ANALYTICS (分析)

  • 目標に合わせてアルゴリズムを修正
  • 予算と在庫収量を大規模に調整する
  • 非効率なメディアは排除
  • オンラインデータでオフライン販売をつなぐ

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