■MAとして十分な機能を持つオープンソースの「Mautic」

●クラウド型とオンプレミス型 (自社サーバ) がある

誤解が無いように先に説明すると「Mautic」はクラウド型とオンプレミス型がある。クラウド型はやはり回線やサーバ運用費用が必要であるため低額ではあるが有料サービスとなる。オンプレミス型は利用者が自分でサーバと回線を持つことになるため無料で利用できる。この点は最初に理解したほうがよい。オンプレ型の設置は難しそうに感じるがガイドに従えば5分で設置可能らしい。

● 「Mautic」のMAの機能としては有料版と負けないくらい充実したサービス

機能も無料版として甘く見てはいけない。有料版に負けないどころか、かなり多機能なところもある。オープンソースツールの成功モデルは優秀なプログラマが相乗的に多くかかわり、そして幅広い知見の元でサービスがアップデートされていくため、案外と侮れない。CMSのWordpressが良い例だと思う。

●オープンソースのリスクも理解しないとならない。

開発者はボランティアで行っているためサポートは一切期待できない。またサービスがいつまで続くかも未知数である。ブームが終わると途端に取り残されるオープンソースツールもある。 開発ベンダーが間に入ることで課題は解消できなくはないが、やはりリスクはある。 そしてオープンソースという性格上、セキュリティ的には課題も存在する。防御策もあるが、この点は理解しながら導入を決めた方が良い。

● 「Mautic」 の特徴

  • オープンソースでオンプレミス型なら無料で利用できる。
  • 有料版に負けない、または優れている機能も多くある。
  • クラウド型もあるため目的に合わせて選択ができる。

■「Mautic」で出来ること

以下の代表的な機能を列挙したが、なかなか立派なものだ。高額のMAと同じとは言わないが近い機能は持っている。MA導入を検討しているなら、一度はテーブルに載せた方がよい。ただししっかりした開発サポートベンダーが間に入っていることが前提になる。

  • デフォルトで日本語表示が可能
  • クラウドとオンプレミス(自社サーバ)の両方で利用できる
  • 充実したMA機能
    • リード管理
    • メール管理 、LP/フォーム作成
    • ソーシャルメディア管理
    • リードナーチャリング機能(キャンペーン管理)
    • リードクオリフィケーション機能(スコアリング機能)
    • 分析、解析機能
    • ユーザー権限管理

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