■SEO戦略とアクションプランなしでSEO分析ツール選択は出来ない

SEO分析ツールは様々なサービスが存在する。概ね「競合分析」「自社分析」「強化キーワードの発掘」「特定キーワードのランキングトレース」これら4大機能はどのツールでも持っている基本機能と言える。しかしこれ以外の特徴的な機能や、また4大機能であってもそれぞれのツールで取得できるデータに特徴があり、どのように活用したいかにより選ぶツールは当然変わってくる。つまりSEOの戦略、アクションプランを明確にしないとツールの選択は出来ない。この点は肝に銘じておこう。

この記事で紹介するSEO分析ツール「Ahrefs(エイチレフス)」も必要な4大機能は持ちながらユニークな特徴を持っている。

●データ量とワールドワイドなSEOに特徴

私はSEO分析ツールのプログラムロジックに素人ではあるが、おそらく「調べたい、トレースしたい」キーワードを入力した後、そのキーワードに関してGoogleをクロールするサービスと、あらかじめ「データベースに膨大なキーワードのクロールデータを持っている」サービスがあると思われる。「Ahrefs(エイチレフス)」は後者のサービスでワールドワイドなデータを持っているのが特徴だと勝手に感じている。

ご存知の通りGoogleの検索ランキングは地域により変動する。当然国により変わる。こうした膨大なデータを取得していることは強みと言える。

■「Ahrefs(エイチレフス)」の出来ること

Ahrefs(エイチレフス)は世界で60万人が導入しているSEO分析ツールと言われている。自社サイトだけでなく競合サイトの被リンク分析(バックリンク)や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を把握することが可能となっている。特長は前記でも記載した通り膨大なデータ量と言える。そしてワールドワイドなデータ量だ。

●特長

●世界最大級の被リンクデータ量

14兆もの圧倒的に巨大なリンクデータを保有し、1.8兆のページURL。データベースは現在も増え続けている。

●早いデータ更新頻度

24時間ごとに約40億のWebページをクロールし、15分ごとに新しいインデックスを更新

●見やすいインターフェース

様々な切り口から簡単にSEO分析をすることができる。各種データはCSVなどのファイル形式でダウンロード可能

●主な機能

●サイトエクスプローラー

ドメインやURL単位で対象サイトのSEO調査をするツール。対象サイトの被リンク調査、流入キーワード調査、有料検索広告のキーワード調査などを行うことが可能。

●コンテンツエクスプローラー

ソーシャルメディアで人気が高い記事を探すためのツール。キーワードを入力すると、そのキーワードを含む話題性の高いコンテンツが表示される。

●キーワードエクスプローラー

キーワードの検索ボリュームや難易度を調査するツール。対象キーワードの検索上位サイトの被リンクを調査し、対策キーワードの選定に活用できる。

●アラート機能

対象サイトのアラート設定をすることで、被リンクの増減をリアルタイムに把握することが可能。アラート情報は登録したEメールアドレスへ通知。

●ランキング調査

自社サイトや競合サイトの順位チェックツール。過去の順位履歴を確認したり、毎週決まったタイミングでレポートを自動送信するよう設定することも可能。

●API対応

API対応。対象サイトの被リンク情報を自動出力するよう設定したり、自社開発ソフトウェアに組み込むなどが可能。

■「Ahrefs(エイチレフス)」の詳細はこちら