Web関連のIT業界、広告業界でも、この十年でプロジェクトマネジメント「プロジェクト管理」が進んできました。そうした需要に答えるクラウドツールが多くありますが、中でも有名なツールの一つが「Backlog」と言えます。体感的ですが恐らく最も普及しているツールと言ってもよいでしょう。
■Web業界でもプロジェクトマネジメントが定着
繰り返しますがWeb業界もプロジェクトマネジメントが定着しつつありますが、Sierを経験した身としては、まだまだ「管理」の甘さは否めません。
原因はプロジェクトマネジメントの目的、管理手法を体系的に学んでないところにあります。「エッセンシャル」でも構わないのでWeb開発のプロジェクトマネージャーはPMPをかじったほうが良いと考えています。なぜならそれこそが「Backlog」の使いこなしに必要だからです。
●プロジェクトマネジメントの管理手法
前置きが長くなりましたがプロジェクトマネジメントは、一般的に以下のフォーマットにて日々の管理を行います。
- スケジュール(ガントチャート)
- 課題管理表(EXCEL等の管理表)
- 議事録
- 変更仕様書(簡単なWeb開発の場合は利用しない)
この4つのツールにてプロジェクトを管理していきます。実はExcelで作ったこれら管理ツールはシンプルで使い勝手が良くクラウドで展開されているツールより管理が簡単とも言えますが、やはりWebツールならではの警告、共有、バージョン管理等の自動機能は有用であるため上手く使いこなしてたいものです。「Backlog」はバランスよく機能化していると思います。
ただ一点だけ、、、「Backlog」に限らずなのですが、クラウド系プロジェクトマネジメントツールは「タスク管理」と「課題管理」が機能として同列に扱われいるように感じます。
タスクと同列な課題ももちろんありますが、タスクになる前の「課題状態」、または現状のタスク内で管理すべき「課題」も多くあるため、分けて設定できると使い勝手が飛躍的に高くなるのでは、と勝手も感じています。
■「Backlog」が出来る事
Backlogは、チーム協力で作業を円滑に行うためのプロジェクト管理ツールです。企業内の各種業務から、製造・開発のプロジェクトまで、様々なタスク管理に活用することでプロジェクトを成功へと導くことが可能です。
Backlogを使うメリット
Backlogは「誰が」「何を」「いつまでに」作業するのかが明確になり、プロジェクトの見える化が実現できます。その結果、メンバーとの仕事のコミュニケーションがスムーズになります。トラブルを未然に防ぐことが可能となります。
まずは「Backlog」全体を把握する上で特徴と機能を網羅します。
●機能
- タスク管理
- スケジュール管理
- 文章管理/ファイル管理
- ソースコード管理
- コミュニケーション管理
機能に関しては上記の通り極めてシンプルな構成と言えます。おそらくあらゆる業界のあらゆる業務に対応したい、また捜査を簡単にしてITリテラシの低い方にも使っていただきたい、等ためにシンプルにしたと考えられます。
●特徴
管理画面を自由に選択できる
基本となるガントチャートやカンバンボードなどでそれぞれタスクを確認する事ができます。スケジュール優先で見る場合はガントチャート、課題や自作業優先で見る場合はカンバンボード、などで自由に活用できます。
充実したメンバーのタスク管理
タスク管理によって担当者が明確になります。また期限と作業担当者を設定も化できるためコミュニケーションエラーの予防も可能です。
Git でソースコードを管理
分散型バージョン管理システムとして定評のある「Git」でソースコードの管理が行えます。
WiKiにより文章を管理
これも文章管理として定評のある「WiKi」により体系的な文章管理が行えます。課題に関するメモ、議事録、マニュアル、仕様書などの情報を文書で管理可能です。
●プラン価格
規模に合わせて様々なコースが準備されています。ただ勘違いでなければ、、、以前は無料があったような、、、笑