■シンプル&低価格、フリープランも充実
海外のシステムを日本国内で使う場合、社内業務フローやマーケティング慣習の違いで使いにくい場合もある。そうした状況もあるとは思うが日本企業が使いやすい国産マーケティングオートメーションも、ここに来て多くなってきた。
さらに日本で活用できる米国系のメジャーMAは比較的多機能で高価格が多いが、日本の国産MAは、機能はシンプルだが低価格で提供されているものも多い。投資対効果のハードルを下げて活用機会を増やそうという事だと思う。
そんな国産MAの中で、なんと顧客数が 10,000人までなら無料で使えるMAがある。(2019/5現在)それが今回紹介する「ART」(Ambassador Relations Tool )だ。
●無料で基本機能が使える驚きのプラン構成
10,000人 という数字は驚きだ。中小規模企業、特にBtoBならばまったく問題ない水準の顧客管理数である。 こんな設定でビジネスになるのだろうか、、、と余計な心配をしてしまう。
■「ART」が出来ること
さらに、このフリープランでも基本機能はすべて使える。有料の機能は企業独自のオリジナル機能の実装を行う「カスタマイズ」と、セールスフォース等 の顧客管理システムと連携を行う「顧客情報自動連動 」であるため、まったく問題ない。(驚愕)
MA導入に迷いっている企業なら、最終的に他のMAを使うにしても、「MAを体験して導入への自信をつける」という意味で、この「ART」はお勧めだ。
「ART」(Ambassador Relations Tool )の特長は以下のとおりである。
- 国産MAでシンプル機能だが使いやすくコストパフォーマンスが高い
- BtoCからBtoBまで活用可能
- 無料で使える制約の少ないフリープランがある。
- カスタマイズや他の顧客システムとの連携に積極的だ。
主な機能

- CRM機能
- アンバサダーフォーム
- メールマーケティング機能(メール自動配信)
- サイト上POPUP、キャンペーン誘導など各種マーケティング活動自動化
- アンケート自動集計
- シナリオ設定機能
- 売上分析
- 他システム連携用API
- 管理顧客数 10,000人 までなら無料( 10,000人 以上から有料
- 個別カスタマイズ (有料)
- 顧客情報自動連動 (有料)
「ART」(Ambassador Relations Tool ) サイトに掲載されている事例、機能を見るとECやサービス業が特に得意なジャンルかなと思われるが、基本機能の充実と使いやすさを目指していると思われるので、オールジャンル活用できると考えられる。
時間を見つけて私も活用してみようと目論んでいるので、その際には使用レポートを再掲載したい。