■ビデオミーティングが急速に浸透しつつある
ここ数年の間で急速にPCを利用したビデオミーティングの活用が始まった。以前は一部の先進的な企業がSkypeを使ってミーティングを行ってきたが、 Skype はもとより他のビデオミーティングシステムの利用も増えてきた。活用例としてスタッフ間の打ち合わせはもちろん、顧客候補となる企業の新規開拓ミーティングにも利用されている。
●利用のハードルは誤解であれ存在する
ビデオミーティングシステムはいくつかのハードルが存在する。それは
- アプリケーションをインストールする必要がある。
- PCにビデオカメラ、音声マイクを接続する必要がある。
- 接続のための操作が面倒である。(初期設定もハードル)
こうした事が面倒だったり不安を感じたりで利用をためらっている人も多い。実はSkypeもだが、これらは心理的ハードルにしか過ぎない。実際の接続は本当に簡単である。ちなみにノートPCは今どきビデオカメラとマイクは付いているので、デバイスの準備も必要ない。
アプリとしても簡単に利用でき、しかも多機能であることから急速に利用者を増やしているのが、今回紹介する「Zoom」もその一つだ。
■「ZOOM」が出来ること
ZOOMは、パソコンやスマートフォンを使って、ミーティングや会議、またウェビナーと呼ばれるインラインセミナーをインターネットを通じて開催、実施するためのソリューションだ。実は私も活用している。

●ZOOM の特長
特長は次の通りだ。
- ワンクリックで簡単に利用できる。
- 様々なビデオ会議機能、ファイル共有機能などを持ち多機能である。
- 信頼性と安定性が高い。
つまりビデオ会議としてイメージしていた利用の課題は存在しない。様々な機能があるが、もっとも嬉しいのがリンク一つでビデオ会議の招待ができるところだ。利用者はこのリンクのクリック一つで参加が出来る。
●ZOOM の機能
●ミーティングとチャット
小規模のミーティングであれば特別な機材は必要ない。PCで利用できる。ノートPCならビデオとマイクが付いているものが多いため、さらに簡単である。
●会議室向けZOOM
多人数参加の会議の場合、ビデオ会議室システムを使うことができる。すでの導入している機材も使えるようだ。(会議室コネクター)
●電話システム
スマートフォンはもちろん、固定電話との連携も可能と言っている。ワンクリックで電話できるところが嬉しい。
●ビデオウェビナー
最大100人のインタラクティブなビデオ参加者と10,000人以上の出席者を許容できるオンラインイベントを主催できる。柔軟性に優れた登録管理と、CRMシステムに対する複数のインテグレートオプションがある。
機能としては申し分ないが、実際に利用してみると1点だけ課題がある。PCに内蔵されているマイクの性能が低いと音が聞き取りにくいことが多い。利用する場合は、安いもので構わないがヘッドセットを使った方が良いと思う。(笑)