■意外と設計工程に盛り込まないコンテンツマップ
目標の達成を目指すWeb構築やリニューアルでは、様々な設計書のアウトプットによって担当者同士が議論を重ね、ベストな設計を導き出す。ではこの「設計書」、皆さんはどのような物をアウトプットをしていますか?
●Webリニューアルなどの設計手順は?
プロジェクトにより設計書は変化をするが、基本的に私は以下のアウトプット(設計書)が必要だと考えている。
- ペルソナ
- カスタマジャーニー
- コンテンツマップ
- Web構造設計書(ツリー構成)
- 導線設計書
- 各ワイヤーフレーム設計書
この中の3番目、コンテンツマップって聞きなれないと感じませんか?カスタマージャーニーで必要なコンテンツの洗い出しは行っている。そのためWeb構造設計書(ツリー構成)に移ってもよいともいえる。
しかしカスタマージャーの場合、ある種のペルソナに絞った形で設計を行うため、実は偏りが出る可能性がある。
●必要コンテンツを漏れなく、しかもストーリーに沿って準備する必要がある。
カスタマージャーニーとは別の発想でコンテンツを整理することも偏りを解消する上で重要となる。コンテンツマップは、いくつか手法がある。代表的な二つを紹介しよう。
- マインドマップを応用した設計
- コンテンツマーケティング的な内容の検討に適している(連載とか更新性が高いエリア)
- マーケティングファネルを応用した設計
- 営業的な流れに沿った全体情報の検討に適している
- 若干、カスタマージャーニーと重なる可能性もある
■本コラムでわかること
今回紹介する「コンテンツマップを作成する」はコンテンツマップの必要性からマインドマップを応用したコンテンツマップの作り方まで紹介している。作り方ではサイト上にある作成ツールも紹介している。コンテンツの企画が浅い、今一つだと感じる場合は、本コラムを理解し、ぜひともコンテンツマップを設計の工程に加えてみてはどうだろう。
目次
- コンテンツ作成には大変な労力がかかる
- コンテンツマップとは
- コンテンツマップの作り方
- コンテンツマップに使えるツール
- コンテンツマップを共有する
- まとめ