■ウィズ・コロナ時代に有効な集客手段「ウェビナー(ウェブセミナー)」とは

BtoBマーケティングで新型コロナ前の有効な集客手段としてはWebはもちろん重要ではあるが、リアル開催のセミナーや展示会の参加も重要な手段であった。もちろん業界により効果はまちまちだが、幕張やビッグサイトでこれだけ展示会が開かれている実情から多くが効果があり、また新規顧客を捕まえる唯一の手段とも考えられていた。

●三密の代表ともいえる「展示会」開催が難しい

しかし新型コロナの影響により三密の代表ともいえる「展示会」開催が出来なくなった。しかも新型コロナは「ウィズ・コロナ」という言葉に代表されるが長い付き合いになるため、引き続き展示会の開催は当面難しいと考える。いや別の言い方をすればコロナが収束しても元の世界に戻らないと考えるのが妥当だろう。そんな中、Web会議システム、動画ツールを活用した「ウェビナー(ウェブセミナー)」が注目を浴びつつある。

●「ウェビナー」とは

「ウェビナー」はSkype,ZOOM等の動画ミーティングツールを活用したWebセミナーの事だ。略して「ウェビナー」と言っている。これだけ聞くと簡単に感じるが集客、運営、運営後のアフターフォローをトータルに計画する必要があり中々難しい。

ここでは「ウェビナー」開催に必要なツールの紹介はもちろん、運営に役立ツール、ノウハウが得られるサイトを紹介してみたい。

■「ウェビナー」開催、運営に必要なツール紹介

●「ウェビナー」に使える動画ツール

Skype(スカイプ)

まずはSkypeだ。これは外せないだろう。今でこそ様々な動画コミュニケーションツールが氾濫しているが、数年前まではSkypeが代表格だった。グループビデオ通話では最大10名の接続であるため小規模なセミナー開催なら向いている。
当然、画面共有やメモなどの機能も利用できる。

ZOOM(ズーム)

いまやSkypeを超える勢いで普及しているZOOM。使い勝手の良さとファイル共有など基本機能がしっかりしていることがその理由だと思われる。このZOOM、実はウェビナーツールとしてもかなり優秀で100名(無料)~10000名(有料)まで様々な規模に対応している。検討に於いて外せないツールの一つだろう。

●Microsoft Teams(チームス)

Microsoft TeamsはOffice 365を中心としたチームコラボレーションツールだ。非常に多機能であるため、その機能を一つ一つの紹介することは避けるが、動画チャット機能もあり、Web会議だけではなくウェビナーとしても活用できる。コロナの在宅勤務でMicrosoft Teamsを活用している企業も多いと思うが、せっかつ使っているならウェビナーを積極的にやってみてはどうだろう。

■「ウェビナー」開催のノウハウ集

ウェビナーはツールだけでは開催出来ない。集客や運営、開催、フォローアップなど様々なノウハウが必要となる。これらのノウハウの参考になるコンテンツを以下でいくつか紹介する。

●ウェビナー(オンラインセミナー)成功ノウハウ

実際にウェビナーを開催した企業が公開しているブログコンテンツだ。生々しいノウハウが手に入る。

目次

1.ウェビナーとは?
1.1.ウェビナーのメリット
1.2.マーケティング目的別のウェビナー形式
1.3.配信形式別のウェビナー形式
2.ウェビナー開催のためにやるべき4つの準備
2.1.配信ツールは何を使うか
2.1.1.Zoomウェビナー
2.1.2.YouTube Live
2.2.バーチャル背景
2.3.資料を作成する際のポイント
2.4.自宅の配信環境を整える必要機材
2.5.ウェビナーの運営人数と役割分担
3.ウェビナーの企画・集客・当日・商談化までの流れ
3.1.企画
3.2.イベントページ作成
3.3.集客
3.3.1.ハウスリストに向けたメールマガジン告知
3.3.2.SNS展開
3.3.3.Facebook広告
3.4.集客後、ウェビナー開催当日まで
3.4.1.参加者に対しての案内
3.4.2.社内での準備
3.5.当日の運営フロー
3.5.1.開場前の最終確認
3.5.2.登壇者と運営スタッフの講演時の動き
3.5.3.登壇者が講演の際に気をつけるべきポイント
3.6.ウェビナー開催後のフォローアップ
3.6.1.参加者アンケート作成の注意点
3.6.2.質問回答記事の作成
3.6.3.フォローアップメール
4.ウェビナー開催にあたって生じる4つの疑問
4.1.開催時間の長さはどうするか
4.2.動画のアーカイブはどうするか
4.3.録画配信とライブ配信、どちらがよいか
4.4.双方向型と一方通行型、どちらがよいか
5.まとめとウェビナーの今後

●【ウェビナー運営マニュアル大公開】ウェビナーとは?メリット・デメリットや事例などウェビナー開催のポイント解説

月に数十本のウェビナーを企画・運営する企業のウェビナー開催のノウハウ、実際にウェビナー開催に活用できるSOP(標準作業手順書)をご紹介。

目次

1 ウェビナーとは?
2 ウェビナーのメリットとデメリット
2.1 ウェビナー主催者側のメリット
2.2 ウェビナー企画・運営担当が感じる魅力
2.3 ウェビナー参加者側のメリット
2.4 ウェビナー主催者側のデメリット
2.5 ウェビナー参加者のモチベーションを維持するポイント
2.6 ウェビナー参加者側のデメリット
3 ウェビナーに使える配信ツール紹介(Zoomなど)
3.1 Google Meet
3.2 Cocripo(コクリポ)ウェビナー
3.3 Zoom
4 ウェビナー開催の方法
4.1 セミナーを企画する
4.2 セミナーの申し込みフォーム(ランディングページ)を作成する
4.3 ウェビナーの告知・集客をする
4.4 ウェビナー申込者へのフォロー
4.5 当日の進行台本、待機画面、バーチャル背景、参加者アンケートなどを準備する
4.6 接続テストや運営、講義のリハーサルを行う
4.7 開催後の参加者へのアプローチについて検討する
4.8 開催当日の進行・参加者管理をする
4.9 セミナーの振り返りを実施し次回セミナーに役立てる
5 ウェビナーで司会をする際の注意点と台本
5.1 ウェビナーの司会をする際に準備するべきこと
5.2 ウェビナーの司会をする際に気をつけるポイント
5.3 ウェビナーの司会における進行台本サンプル・アイデア
6 ウェビナーの成功事例
6.1 【事例】遠方のお客様からのウェビナー申込を大幅増
6.2 【事例】ウェビナーへの切り替えにより営業効率化を実現
6.3 【事例】ウェビナーで遠距離でもパネルディスカッションを実施
6.4 【事例】オフラインのイベントと比較して工数とコストの大幅削減に成功
7 ウェビナー運営に役立つマニュアル大公開
8 おすすめのウェビナー紹介

●【ウェビナーのノウハウまとめ】ウェビナーはこうして運営しましょう

ウェビナーを成功させるための準備段階、開催前、当日、実施後のそれぞれのステージでのノウハウをご紹介。

目次

・ウェビナーのノウハウ:準備段階
  配信の目的と配信内容を決める
  集客目標数を決める
  ウェビナー配信のスケジュールを決める
  ウェビナーの配信に必要なツールを用意する
・ウェビナーのノウハウ:開催前
  ウェビナーの集客をする
  参加予定者に定期的なリマインドを行う
  参加予定者に事前資料を配付したり質問を募集する
  講師と配信担当者で打ち合わせ・テストを実施する
・ウェビナーのノウハウ:当日
  配信中にチャットやアンケート機能を使い追加説明を行う
  参加者にウェビナー後の行動を示す
・ウェビナーのノウハウ:実施後
  参加者の反応ごとにグループを分けてアプローチ
  ウェビナーの内容をブラッシュアップしていく