■しかしDMPはわかりにくい!
叫んでしまった(笑)。DMPはブラックボックスのような印象がある。さらにCRM的利用(またはMA的)から広告的利用まで範囲が広い。活用範囲が広いため、わかり難さに拍車がかかってしまう。そのためノウハウコラムも、一つで理解することは難しい。
●DMPはツールにより守備範囲が違う。
各ベンダーともにオリジナリティあふれるDMPを提供している印象がある。これもわかりづらさの要因かな。MAだと定義がある程度しっかりしているからわかりやすいのだが。
そのため最初に基礎理解を深めるためのコラムを紹介しよう。このコラムで、まずは以下の事を理解してほしい。
●プライベートとオープンのDMPがあり、CRM系活用と広告系活用に大別される。
DMPの基本はデータ マネジメント プラットフォームだ。大量の見込み客~顧客などのデータを蓄積し、それを分析して主に広告やサイト運用に利用するシステムである。基本を知ったうえで、DMPには大きく二種類ある。それは。。。
- オープンDMP (サードパーティのデータをもとに構築)
- プライベートDMP(ファーストパーティ、自社データをもとに構築)
さらに具体的サービスには以下のように2つある。
- CRM系DMP(顧客へのサービス向上)
- 広告系DMP(広告効果の向上)
まずは、この2点が理解できれば十分だと思う。
■本コラムでわかること
すでに上記に概要を解説してしまったが、本コラムでDMPの基礎概念と、大まかにできる事が理解できる。目次は以下の通り
- DMPの種類とできること
- DMPのメリットと注意点
- DMP導入検討のポイント
① DMPを実施する「目的」を考える
② 目的に応じてどんな種類(オープン、プライベート)を導入するか決める
③ ①、②の要件を満たすベンダーを選定する - まとめ
もう少し具体的な知識は別コラムがあるので、こちらも別途紹介しよう。