■マーケティング部門のシステム投資がIT部門を上回ったと聞くが、活用はまだまだ出来ていない。

マーケティング部門のシステム投資がIT部門を上回った、または上回ると聞くが、実際の現場での活用はまだまだ出来ていない。

それは二つの原因がある。

●マーケティング活動が 複雑かつ広範囲のためシステム化は簡単ではない

ひとつはマーケティング活動が複雑かつ広範囲に至り、また企業によってその活動は大きく変わるため、そうそう簡単にシステムが選択できない。例えば企業会計は決算&確定申告という決まった書式でアウトプットされるため、企業ごとに異なることは少なく、さらに企業会計が統一されているため、経営指標もほぼ同じとなる。つまりERPの選択はさほど難しくない。

しかしマーケティング活動は企業ごとに色、歴史、そして担当者のスキルで大きな違いが生まれる。これに見合うシステムを見つけるのはかなり大変だ。

● システムが7500近く存在し、それらはマーケティング活動の要素毎に細かく再分化され、選択は容易ではない

そして一つは、マーケティングテクノロジーが7500近く存在し、しかもそれらシステムがマーケティング活動の要素毎に細かく再分化されている。これを選択するにはマーケティング知識、システム知識、マーケティングテクノロジー全体の豊富な情報量を持っていないと最適な選択が出来ない。

そして残念ながら現時点で日本のコンテンツにおいて、これらに関してのベストプラクティスを示す答えもないと思う。(あったら是非ともご連絡ください!)

企業ごとに選択基準が異なるため、コンテンツとしてまとめるのは困難だと思うが、そんな中でも私がヒントになるであろうと感じたコンテンツを紹介する。

■マーケティングテクノロジーの選択に役立つコンテンツ

●「Marketing Technology Stackとは? 増え続けるマーテクをどう組み合わせるのか?」

●「マーケティングテクノロジーはSuitesとBest-of-Breed どちらの戦略で考えるべきか?」

●「顧客との関係構築に必要な 8 つの マーケティングテクノロジー」

●「 バズワードにとどまらないマーテック(MarTech)とは何か 」