■いまやクラウドサービスは「すべての事業部向け」に用意されている

マーケティングキャストでは「マーケティング」向けのクラウドサービスを主に紹介している。しかし、いまやクラウドサービスはマーケティングに限らずすべての事業向けにサービスが準備されている。例えばセールス管理はもちろんの事、財務経理、人事管理/採用管理などは充実したサービスがある。また業界向けのクラウドサポートサービスもある。派遣業務や不動産業務などの業界向けのシステムもある。

●自社システム開発を行う必要がない

以前は自社の業務を効率化/合理化するためにオーダーメイドでシステムを開発していた。専門的になるが「オンプレミス」と言わる開発だ。

しかし、ここ数年のクラウドサービス、特にソフトウエアレイア(Saas)の発展が目覚ましく、これを活用するだけで自社開発の必要がなくなる。しかもシステムのトータルコスト(初期開発~運用~利用終了まで)を比較すると圧倒的にクラウドサービスが秀でている。

●なぜ自社開発の必要がないのか

おそらく「自社業務フローに適合したシステムを開発しなくてもよいのか」という疑問を持つ読者も多いと思う。少し乱暴だがビジネスは「モノ」「サービス」「情報」「コンサル」すべて「仕入」があり「加工&ストック」「マーケティング」「販売」が多かれ少なかれ発生する。そして社員として雇用するにあたり採用/人材管理は生じる。各社、こうした業務は多少なりとも異なるにしても「管理(マネジメント)」しなければならないポイントは同じと考えてよい。

つまり共通点が多いからクラウドサービスとして用意ができ、また活用もできるというわけだ。

●ただし日本型ビジネスを欧米型に変える必要もある

「管理(マネジメント)」 のポイントは同じと説明したが、日本の場合は多少特殊である。一子相伝、背中見て学ぶというビジネス文化があり企業により独自性は欧米より強い。欧米の場合はフレームワークにより業務が進むため、企業の 「管理(マネジメント)」 の差は少ない。そのため クラウドサービス をそのまま使える土壌が出来ている。残念ながら日本は少し複雑だ。

ただ欧米型はすべて正しいというのは乱暴かもしれないが、こうした合理的な業務マネジメントは取り入れた方が良い場合もある。極論かもしれないがシステムに業務を合わせることで、効果/効率が上がることも多々あると考える。

■各種クラウドサービスの紹介

では、どんなクラウドサービスがそろっているのか。本記事でサービスすべて紹介するのは難しいため、すでに紹介をしている優良なサイトがあり、これを紹介させて頂く。

●経理クラウドサービス

クラウド会計ソフト比較15選 | おすすめの解説、価格・機能比較表【2019年最新版】

●人事管理

人事管理システム比較50選!5つの目的別に価格・特徴を徹底比較

●採用管理

採用管理システム61個を比較|料金・特徴まとめ