「インバウンドマーケティングの二つの意味」と思わせぶった表現をしたが、たいしたことではない。実は業界によって「インバウンド」の捉え方が変わることを知っておいた方がよい。話がかみ合わなくなる可能性がある(笑)。簡単に言うと
- 訪日外国人向けのマーケティング
- 見込み客に見つけてもらうマーケティング
この二つの意味がある。これを踏まえたうえで、簡単に解説し有用なコンテンツを紹介しよう。
観光ビジネス業界(旅行業界、大型小売店、観光地、宿泊)ではインバウンドマーケティングと言うと「外国の観光旅行者を如何に日本に引き寄せるかがミッションとなる。つまりBtoCでCは海外の外国人がターゲットになる。
上記以外の業界では「インバウンドマーケティング」はインターネットを通じて「見込み客」に如何に見つけてもらうかがミッションとなる。現時点ではBtoBが主な領域だと思われる。(BtoCもあるが、マーケティングロジックはBtoBの方が発展している)
■ 訪日外国人向けの 「インバウンドマーケティング」
私の体感的には、こちらのインバウンドマーケティングの方が言葉としては早いように感じている。2010年を過ぎたあたりで日本でも海外からの観光客が増え始め、このころから「インバウンドマーケティング」と呼ばれていたと思う。こちらのマーケティングは専門外だが、現在はSNSなどの伝播を意識した情報提供がマーケティングの主戦略だと思われる。日本の場合は歴史や自然もさることながら人間性や文化を武器にしている。
●注目のコンテンツ
■ 見込み客に見つけてもらうマーケティング
マーケティングキャストの専門分野はどちらかというと、この「見込み客に見つけてもらうマーケティング」がインバウンドマーケティングとなる。ここ数年で検索トレンドも、こちらの方がメインとなっている様に感じる。きっかけはMAの発展だ。これまでの企業宣伝、プロモーションを通じた押しつけマーケティングが終焉を迎えインバウンドマーケティングの有効性が高まったという事だ。しかし強いて言えば高まったどころではない。 インバウンドマーケティング なくしてデジタルマーケティングはあり得ないと理解すべきだ。
